供養とは

2018年1月14日 (日)

亡き父からの応援とメッセージ

平成30年も無事に始まりました。本年も宜しくお願い致します。

家内が朝、子供を駅まで送った帰り、昨年亡くなった父から「〇〇(子供の名前)誕生日だろ」と言われ思い出したそうです。

始発の電車に乗らないと間に合わないということでしたが、定期を忘れ取りに戻ったりして時間が無くなったのですが、不思議と信号が青続きで、前を走る車も、対向車もなく、駅近くの最後の信号で赤になって時計を見ましたら、始発に間に合う時間だったので、最後は慌てることなく運転できたそうです。

父の計らいだったのです。奇跡はたくさん起きているのです。だから亡き方のことを私たちは忘れてはならないし、精一杯の思いを伝え続けることが大切です。それが供養です。

ちなみに成仏できていない方は、亡くなった時で時間を止めてしまいます。亡くなった方は平成30年のカレンダーを見ても亡くなった時の日付けに見えているのです。
薄いテレビを見ても昔の四角い箱のテレビに見えているのです。
津波で流された家の後を見ても流される前の家、町が見えているのです。

成仏出来た方はこちらの日時が理解できているということです。これは新発見でした。

葬儀と直葬、法事、水子供養を行い、墓地、永代供養墓のある川崎市の秋月院へお参りください。 http://www.syuugetuin.com/

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2017年12月30日 (土)

霊の討論

本堂に白木のお位牌(夏以降に亡くなり49日法要が終わった方の)を祀ってあります。

そこに30日についたお餅と、松等をお供えするにあたり、「どうしますか?」と家内がお伺いを立てましたら。「欲しい」という方と「要らない」という方に分かれたそうです。欲しいという方は人はいずれその最後の日を迎えることを理解し受け入れることが出ている方です。要らないという方は人生を諦めきれずにいる方です。結局松は無しになりました。

さて鏡餅をどうしようかと思ったのですが、お寺には喪中はないと言います。
その年に住職の不幸があった場合「今年は喪中ですから何にもしません」とはいきません。寺は寺の行事と檀信徒の行事があります。

そして一般家庭においてこの関東では不幸があって初めてのお正月は鏡餅はお供えしないようですが、生きている人はのしもちを食べます。

昔はお餅は御馳走だったのです。生きている人はその御馳走を食べるのに、仏様だけお預けではなんか寂しくないですか?

自分だけ御馳走を頂くわけにはいきません。というわけで鏡餅をお供えすることにしました。

要らない方には申し訳ありません。

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2017年12月21日 (木)

寒いというお地蔵様

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ご存知の方もいると思いますが、家内は私たちが聞くことが出来ない声を聴くことが出来ます。

その家内が、お地蔵様が「寒くなった」と言っていたそうです。

そんなわけで、毛糸の帽子等を着つけました。

その話をある方にしましたら、お母さんのお地蔵様の頭が寒そうだからと伸びる帽子を頂きました。ありがたいことです。

私たちは物に対して、無機質なものと思いがちですが、決してそうではないのです。あなたの周りの物に対して感謝の心をもつと良いことがありますよ。

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2017年9月12日 (火)

死後にも意識はある。

先月21日に家内の父が亡くなりました。数えで77歳でした。

ご存知の方もあるともいますが、家内は私たちが見えないもの、聞こえない音を聞くことが出来ます。その視点でお話しします。

お見舞いに行きましたら、「今晩が峠です」と突然言われ、驚きながらも叔父や叔母に連絡し、寮に入っている次男(父の孫)に連絡すると「すぐに行く」と言い新幹線に乗ってきてくれるわけですが、子供が「行く」と言った時に父が「これから迎えに行く」と言って体から抜けていくのが見えたそうです。思えば子供が小さい頃、電車に乗って秋月院までよく迎えに来てくれていました。今でもその時の思いで、いてくれることはとてもありがたいです。

長男は本山に行っていましたので駆けつけることが出来ませんでした。彼が来ていないことを父は分かっていました。「飛天はこないのか」言いました。

病室には2年前に亡くなった父の弟や親がお迎えに来てくれました。

「家に帰りたい」と言っていた父ですので、亡くなった時は、家の畳のうえでゴロゴロしていたそうです。

葬儀が終わり帰る時には、生前と同じように母の横で見送ってくれていました。

後日、家内が実家へ行くのですが、父は家にはいなく、友達と遊びに出かけているようだったそうです。
その実家からの帰りのことです。電車に乗る前に喉が渇いたので、飲み物を買おうと思ったら「この電車に乗った方が良い」という声が聞こえてきて「父だ」と気が付き「えー飲み物欲しいのに」と思いながら電車にどこ行きかもわからず乗ったそうです。乗りましたら、「火事の影響で新宿から小田急線が止まっている」とのアナウンスがあり、どうやって帰ったらよいかを思案していましたら、その乗った電車は渋谷を通ることがわかり、田園都市線で乗り換え一回の乗り換えで帰ってくることが出来ました。ということは父は火事で小田急線が動いていないこと、その電車なら乗り換え一回で済むことがわかっていたのかなと思いました。

そうやって、亡き方は私たちを見守り応援しているのです。だからこそ残された私たちは供養の思いと、形、行動を大切にしていきたいものです。

因みに私たちも教えてもらっていることがあります。それが第六感です。私たちの潜在意識でその声をキャッチしているのです。ですから何かの時に「あ!」思う時はそういう時です。

最後に一言、もうじきお彼岸です。愛する人が亡くなる時は悲しいです。寂しいです。しかし時が立つと、忘れて行ってしまいます。供養に対して「もういいか」と思いがちです。人は忘れる動物ですが、自分を優先し供養をおろそかになる時には是非、亡くなった時に自分が亡き方を思い泣いたときの気持ちを思い出してください。
50回忌の法要も同じです。その方が亡くなった時を知っている方は当然ですが、知らないご先祖様であっても「この方が亡くなった時は、たくさんの方が、涙を流し悲しみ、寂しい思いをした」と思い「その悲しんだ方もこの世にはいないから私が変わって最後の供養をしてあげるの」と子孫につないでいただけると、それが子孫の幸せにつながってきます。

お彼岸は特別です。お寺の供養に参列したり、お塔婆をあげたりと普段とは違うお墓参りにしてください。

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2017年7月30日 (日)

お盆

秋月院のお盆の行事であります。山門施食会は無事に厳修できました。

8月は多くのお寺で厳修されます。

施食会は本堂で厳修されますが、本尊様とは反対方向の入り口に棚を設けて、本尊様にお尻を向ける形で供養を行ないます。
普段は知っているご先祖様の供養ですから内に向かって(本尊様に向って)供養しますが、施食会は有縁無縁三界万霊に供養するために外に向って供養します。縁のある人ない人、過去現在未来のすべての方に供養をささげます。

私たちは両親がいます。そしてそれぞれの両親にはまた両親がいます。
つまり
一代前は2人

二代前は4人

三代前は8人

四代前は16人

五代前は32人

六代前は64人

七代前は128人

八代前は256人

九代前は512人

十代前は1024人

私たち一人にこれだけのご先祖様がいるのです。

私たちには兄弟がいて、親戚がいて、恩師がいて、職場関係の人がいて、恩人と思ている人もいることでしょう。そういう方に支えられて今があります。
十代前のご先祖様にもそういう方がいて支えあって生き、今の私たちがあるのです。しかしそういう方々を、もう知る由はありません。親戚ですら他人様になってしまっています。

ですが、そういう方々がいたことを忘れてはなりません。一年に一度だけはそういう方がいたことを認識し思ってあげることが大切です。ご先祖様にとってのお盆は、子供たちが楽しみにしているクリスマスと同じです。特別なのです。生きている私たちだけが楽しんでいたら罰があたりますよ。

それが
「お盆には山に行ってはいけない」
「川に入ってはいけない」
「海に行ってはいけない」
ということでしょう。今年の夏はニュースにならないことを祈ります。どうぞ考えた行動を心がけてください。

関東では、お塔婆をあげる風習があります。それも自分の家だけでなく親戚のご先祖様にもあげるのです。

お盆やお彼岸にはお墓に、真新しいきれいなお塔婆がたくさんあがります。子供のころバレンタインにチョコの数を競った方もあるでしょう。単純に数が多いのも嬉しいのです。お塔婆も同じです。そしてなにより古いお塔婆はお化けのイメージがありますが、新しいお塔婆はありません。明るくて良いですよ。

是非皆さんも、お盆はお墓参りだけでなくいつもとは違うプラスアルファができると良い供養になり、それが皆さんの幸せに返ってきます。お墓のある菩提寺さんに依頼すればお塔婆を書いてくれると思います。
ない風習は作ればいいのです。
風習は誰かが勇気をもって行動を起こし始め定着したことです。
あなた様がその誰かになったら素晴らしいことです。

ちなみにお盆には皆さんのお宅でもお仏壇からお位牌を出してお祀りしませんか?
これもお寺の施食会と同じ意味です。すべての方にです。

良いお盆をお迎えください。

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2017年3月15日 (水)

東日本大震災7回忌法要

先日11日に宮城県の大川小学校へ7回忌法要に行ってまいりました。

朝5時に起床し、集合場所から6時にバスに乗り宮城へ向かいました。

現地に近くなった時雪が降ってきました。3回忌のお彼岸の法要の時は嵐でしたから今回は雪かと心配しましたが、法要までには雪もやみました。有難いことです。

神奈川県の曹洞宗寺院は40ケ寺ほどで現地で他県の曹洞宗僧侶と合流し、地元の寺院と合わせて80人ぐらいの僧侶によるお勤めでした。

今回改めて感じたことですが、私たちは、亡き方を忘れてはならないのはもちろんですが、次世代に亡き方、そして思い、出来事をつないでいかなくてはならない。そのためには供養に手を抜いてはならないのです。今回法要の設営には遺族会の方々の協力により準備されたようです。大変なことですが、立派なことです。そうやって思いは通じていくのです。

どうも近年は「大変だからやめよう」になっているような気がします。
「大変だけど、供養してあげたい」ぐらいの思いになってもらえるように、私が頑張らなくてはと思いました。

1周忌~50回忌まであります。回数にしてたった10回です。
誕生日と同じで、「誕生日おめでとう」と言ってもらえたら嬉しいです。プレゼントを頂いたらもっと嬉しいです。部屋をきれいにし、御馳走を用意して、縁ある人みんなで祝ってもらったらもっと嬉しいです。供養法要も同じだということに気が付かなければなりません。

間もなくお彼岸です。お彼岸やお盆を私たちにの暮らしに例えるならば、子供たちが楽しみにしているクリスマスと同じです。
お彼岸にお墓詣りは行かれるでしょうが、お寺でお彼岸の法要があるようでしたら、ぜひ参加してください。お塔婆でもいいです。何か普段とは違う供養の形をしてあげてください。ご先祖様は特別を待っていますよ。

帰りもバスで、夜1時過ぎの帰宅でした。
次の日は朝から法事があったのですが、不思議なことに朝、いつもより自然に目が開き、大した疲れも感じませんでした。仏さまのご加護と感謝しております。

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2017年3月10日 (金)

中学校卒業

今日は息子の中学校の卒業式です。

彼が着ている制服は長男のおさがりで計6年使いました。

今の時代は新品が当たり前の時代で、文句も言わず3年間着続けたことに頭が下がります。

ちなみに今度その中学に娘が入学しますが、制服は卒業生からのおさがりです。ありがたいことに2軒のお宅から頂き感謝しております。

そしては72年前の3月10日は東京大空襲で多くの命が奪われた日です。
犠牲になられた方はもちろんですが、生き残ったのはもっと悲劇だったと林家こぶ平さんの母海老名香葉子さんがテレビで話していたのを思い出しました。思っただけでも目頭が熱くなります。

卒業式どころではなかったことでしょう。制服もおさがりが当たり前の時代だったでしょう。
今私たちが当たり前に思っていることの何一つ72年前にはありませんでした。

そう思えば幸せだらけの現代です。しかしそこにはたくさんの涙があったことを忘れてはなりません。「昔の事」「過去の事」と片付けられたら浮かばれません。

人は2度死にます。一度目は肉体としての死、2度目は忘れ去られた時です。2度目の死は私たちの行い次第でいくらでも伸ばすことができます。一度目の死が若い時分だった方の2度目の死も短いでは浮かばれません。そうならないために、1周忌から50回忌まであります。それでも回数にしたら10回しかありません。だから1年の内にお彼岸、お盆という行事を設けたのだと思います。

自分の死後に誰も思い出し自分のためにお金や時間を使い供養してくれる人が居なくなったら悲しくないですか?いつかはそんな日が来ると思いますが、それが少しでも伸びたら嬉しいです。

そして、死後自分に特別な力があれば、その子孫を守っていきたいと思うものです。
それが私たちの幸せにつながってきます。

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2017年3月 9日 (木)

東日本大震災7回忌法要

東日本大震災から6年になります。

11日には大川小学校へ7回忌の法要に出かけます。

そのことを秋月院の寺報に書きましたら、「役に立ててください」お金を頂きました。ありがたいことです。そのお金は地元のお寺様に預けたいと思います。

先日福島で当時小学6年生の女の子のマフラーが発見されそこに遺骨の一部が見つかったそうです。
あの時からずっと探し続けていたそうです。辛かったと思います。
しかし娘さんが「私を探すことにエネルギーを使わないで、お父さんの人生を生きて」と望んでいるように思えます。

誰しも辛いことを忘れることはできないです。しかし生きているこの命は今日、明日と未来を生きていかなくてはなりません。それにはとりあえず考えない努力をすることが大切だと思います。
だから昔は、形見分けといって故人が着ていた着物等をみんなに分けたのだと思います。タンスを開けるたびにそれを見て、「もうこれを着るあの人はいないんだ」と考え辛くなるからだと思います。
そして時が立ち、その着物を着ている人を見て愛する故人を懐かしく思えるようになれます。

そんな自分になるためにもお別れがあった一つの理由です。

11日は早朝バスで出発し、夜中に帰ってきます。日帰りなのでゆっくりと復興の兆しを見ることができないのが残念です。

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2017年3月 2日 (木)

高校の卒業式

今日は高等学校の卒業式です。

思えば入試の日は大雪で送り迎えで大変だったのを思い出します。また理科の問題が例年になく難しく県内全体的に点数が取れず、我が子も得意な理科で点数を落としてしまい。発表まで落ち込んでいたのを懐かしいです。あれから3年もたってしまったのかと思うと・・・

今日は在校生に見送られて無事に卒業です。部活動で朝練、夜10時の遅い帰宅よく頑張ってきました。

やり残したこと、お別れの涙、進学への希望と不安があります。しかしその時が来たから卒業なのです。

私は人生も同じだと思います。死とは、人生の卒業の時が来た時なのです。葬儀は人生の卒業式、在校生である私たちが送り出してあげるのです。お別れですから涙があります。そして亡くなった方は、やり残した思い、あの世へ行く不安、そして先に亡くなった懐かしい方との再会という希望もあります。

私は、自分も含めその時が来たら素直に受け入れることができるように努力しようと思っています。

まずは卒業の子供たちおめでとう。

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2017年2月 8日 (水)

春に向けての行事準備

秋月院境内の梅が満開です。

どうぞお参りがてら楽しんでください。P1010279a


昨日は大安でしたので、涅槃図とお雛様を出しました。

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過去の涅槃会のページ

https://syuugetuin.way-nifty.com/blog/2010/02/index.html

https://syuugetuin.way-nifty.com/blog/2011/02/post-7469.html

https://syuugetuin.way-nifty.com/blog/2013/02/index.html

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娘のお雛様です。結婚するまでは出そうと決めています。


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家内のお雛様です。痛んでいたので、人形師の方に修理をして頂きました。

このお雛様も毎年出しています。

家内の実家では家内が結婚するまでは毎年出していたそうです。

家内は結婚にあこがれはなく、仕事をしたい人でした。それが大学卒業して1年で結婚になってしまいました。家内曰く、「あれは熱病だった」そうです。

春へ向けての行事が進んでいきます。

皆さんも日本の行事を大切にしてください。

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