夫婦円満
夫婦仲がうまくいっていない奥様に、「ご主人をほめてあげてください」とお話したことがあります。ところが「ほめるところが見当たらない」という回答でした。そのご主人は難もありますが、ほめることがゼロの人ではありませんでした。ご主人も「ほめてくれればもっと頑張れるのに」と言っておりました。
昔のご夫婦は、給料日に奥様に給料袋を渡しながら「お父さんごくろうさまでした」的儀式があり、子供たちにも「お父さんが一番偉い」的な教育をしてきました。例えば「お父さんのおかげ」教育、一番風呂はお父さん、お父さんが席に着かないと食事をとることができない等
さて本当にその当時の奥様は心から夫を立てていたでしょうか?言い方は悪いですが、奥様の手の内で操っていたのではと思います。男は単純ですからほめられ、たてられたら頑張れる動物だと思います。それをわかっていたのかもしれません。もちろんすべてのご夫婦がそうだというつもりはありません。
しかしご主人に対してのアドバイスは、逆で、進んで家のことを行うことの大切さ、例えば皿洗い、トイレ掃除等、そしてそれに対してほめてもらうことを期待してはなりません。なぜなら奥様がご飯を作ってくれた時、ごみ捨てに行ったとき、掃除、洗濯してくれた時にそのたびに「ありがとう」といいますか?
「ありがとう」言われたいから頑張るでは、ほめてもらいたくて勉強を頑張る子供と同じだということに気が付かなければなりません。大人にならなくてはなりません。
夫婦において「ありがとう」の言葉や思いがゼロで良いと言っているわけではありません。その言葉を期待して動くことに問題があるのです。
時には「ありがとう」の言葉が欲しいと思うものですが、たまに言われる、たまに言うから相手の心に響くのです。
そしてその言葉が無くても、態度、言動、行動で感じることもできます。それがわかれば「ありがとう」の言葉を期待することもなくなります。
そしてお互いにやさしい気持ちになります。
皆さんのご家庭が、円満であることを心からご祈念申し上げます。
葬儀と直葬、法事、水子供養を行い、墓地、永代供養墓のある川崎市の秋月院へお参りください。 http://www.syuugetuin.com/
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