集団的自衛権と先祖の警告
集団的自衛権が閣議決定されました。
日本に於いては戦後70年この間戦争がなく平和な世の中が続きました。ありがたいことです。これからもそれを望んでいますが、他国はミサイルを飛ばしたり、侵略したりと、世界規模では決して平和ではありません。
同盟国であるアメリカが、攻撃されているのに日本は知らん顔では同盟を解消される可能性もあります。日本の隣国の行動が変わってきた現在その知らん顔をすることに危機感を抱いているのだと思います。
航空自衛隊にいた友人が言っておりました。「有事が発生し戦争になったら自衛隊は3日と持たない」そうです。資源のない日本では当然のことのように思います。
つまり日本は良くも悪くもアメリカがいないと存続できない可能性があります。現にフィリピンはアメリカ軍の基地を追い出した後、中国に侵略されてしまいました。その時アメリカは中立でした。
日本政府はそれを心配しているのだと思います。
日本も対岸の火事ではなくなってきているのです。
なぜこのようになってきたのかを私なりに考えると、先祖の警告であり、今後の私たちの生き方によっては、先祖に見放されてしまうと危惧しています。
「国を守る為、家族を守る為」と命を張って闘ってくれた、英霊、貧しい暮らしの中、必死に命をつないできた先祖が現代の私たちを見たらどう思うか?を私たちは考え行動する必要があるのです。
神仏を尊重しない
寺離れ、供養離れ(自分勝手な供養を含む)が厳しい時代の入り口です。
自分が(先祖が)大切に思ってきたお寺をないがしろにする子孫。
先祖に感謝の思いを持っていない子孫。
喜んで布施(お寺に対してだけではなく、社会に対しての奉仕)ができない子孫。
気軽さを求め寺に属そうとしない子孫。
つまり自分の幸せ(自分の事)しか考えていないことに問題があるのです。
私の先祖には先の大戦で戦死した先祖はいませんが、川崎市の戦死者の慰霊祭にお参りできることをありがたく思っています。英霊は日本国民の大切なご先祖様なのです。
仏教を信仰するのに大切にしなければならないのは、仏、法、僧
(ぶっぽうそう)があります。お釈迦様、お釈迦様が説かれた教え、それを学ぶ僧侶
皆さんに理屈抜きに大切にして頂きたいものです。それが世界の平和に結びついていきます。
ただお寺によっては住職の生き方に問題がある場合もあるかもしれませんが、「だから先祖の供養はしない、寺を大切にしない」は問題のすり替えで、理由にはなりません。
私は僧侶がありがたい存在になれるよう努力しなくてはと日々勤めておりますが、「坊主憎ければ袈裟まで憎い」と言いますので、門前払いの日々です。それでも先日のご開帳では観音様の健康を見ているという方が、「秋月院の観音様は毎日お経をあげてもらっているな、この観音様は大丈夫」とうれしい言葉をもらいました。そんな方が増えれば世の中は間違いなく平和になります。
仏法僧に従って、あなたが今できることを実行しましょう。ちりも積もれば山となります。
世界が恒久平和であることを願っています。
葬儀、法事、供養、墓地とお墓の相談は川崎市の秋月院へ http://www.syuugetuin.com/
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コメント
集団的自衛権、こんなにあっさりと閣議決定されるとは思ってもみませんでした。
住職の言われる通り、自分本意な生き方は改めなくてはいけないですね。ご先祖様あっての私たちですから…。
自分の子ども達が、将来、戦争に行くことになったら・・なんて、想像できませんし、したくありません!
なんとか、戦争の無い平和な世界になってもらいたいです。
投稿: いっちー | 2014年7月 2日 (水) 22時01分