若い人を育てるという徳
先日のご葬儀で伺った話です。
亡きご家族が入院中、点滴の注射を新米の看護師さんがされたそうですが、なかなか血管に刺さらず、何回も「すみません」「ごめんなさい」と言いながら注射をしたのですが、それでもうまくいかず、最後に「先生を呼んできます」と言ったそうですが、それに対して、亡きご家族は「大丈夫だから、あなたがやりなさい」と励まされたそうです。
痛かったと思います。しかし、それに耐え常に他の方を思いやることができた立派な方です。
また。ご家族もその看護師さんに文句を言うことなく、見守ることができる。これもなかなかできることではありません。素晴らしいことです。
人生の最後の最後までそれが実行できる事の徳の高さを感じました。
私もそのような生き方を常に心がけなくてはと改めて感じることができるご縁を頂きありがたいことです。
故人様のご冥福と、ご家族の幸せを心よりご祈念申し上げます。
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