原子力発電とギリシャ神話のパンドラの箱
東日本大震災から2ヶ月がたちました。今もなおたくさんの方が厳しい生活を強いられております。いまだにかける言葉が見つかりません。ただ祈り続けるのみです。
そして福島の方々は地震、津波と放射線による被害を受け続けております。
私は申し訳ない思いでおります。関東で消費される電気を他府県で作り、その結果が今の福島です。
二度と福島の方のような目に合う方がいないことを願うばかりです。
もしどうしても関東で原子力発電による電気が必要ならば、東京湾に作るべきではないでしょうか?その覚悟がなくてはならないと思います。
日常の生活でも、道路建設(交通量が増えてうるさいくなる。危険等の理由で)、墓地、葬祭場、火葬場、ごみ焼却場、最終処分場、ごみステーション等は自分の家の近くは反対の声が多く、その気持ちは理解できますが、果たしてそれでよいのでしょうか?だれもが使う施設です。そして誰かがその嫌なものを、受け入れなくてはならないのです。自分が使うくせに自分のところは嫌だでは、自己中心的で、自分勝手ではないでしょうか?
秋月院の入口に2つの地区のごみステーションがあります。出す日のルールを守らない方いて集められることがないゴミがカラスに荒らされ、風に飛ばされ参道がゴミだらけになることもしばしばですが、心ある方がいつもきれいに掃除してくれます。その姿を見ていると、心が落ち着きます。ありがたいことです。またその方の徳の高さにも気が付くことができ、見習わなくてはと自分自身の向上につながります。ごみステーションがなければこの学びはないのです。
ちなみに私たちの家庭ごみは違うところのごみステーションですが、それもお寺の山と隣接しております。
原子力発電も同じではないでしょうか?
正直、真の環境にやさしいエネルギーを希望します。そのためにも自分のできることからと思い暮らしております。
家内は数年前からほとんど掃除機は使わずほうきで掃除しており、私も震災後は修行時代を懐かしく思い出し、ほうきで掃除しております。
ギリシャ神話のパンドラが空けた、黄金の箱により、箱の中に閉じ込めていた病気、盗み、ねたみ、憎しみ、悪だくみなどの悪が、人間の世界に飛び散ちり、最後に希望が出ていきました。もしものために、プロメテウスが、希望も忍ばせておいたおかげで人々は「希望」を持つことができるのです。
原子力発電も空けてはいけないパンドラの箱だったのではないでしょうか?
管首相の従来のエネルギー政策の見直し、給料の返納を支持します。それが、実行できることを祈念しています。
それが子孫が安心して暮らせるプロメテウスが万が一のために忍ばせてくれた「希望」ある未来につながります。
私は皆さんの幸せを願う日々です。
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