日本から技術がなくなる日
先日、元靴職人の方とお話をしました。
安い外国産の靴に押され仕事がなくなり、関係のないところでアルバイトをなさっておいででした。
その方が言うには、「プラモデル的に組み立てる靴は作れても、いちから靴を作れる技術を持っているのは私たち世代が最後で次世代に引継がれていない」そうです。
これは日本のいたる分野、業界でいえることではないでしょうか?
効率化、機械化、低価格等により大切な技術の継承がなされていません。そして低価格を生み出すために技術は海外に出て行ってしまいました。
私たちが、このまま目先の利益にとらわれていたら「日本は技術があった」と過去形になってしまいます。
技術もない、資源もない、人を思いやる気持ちもない、日本どうなるのでしょうか?
残念ながら私はその流れを変えるすべをしりません。
しかし諦めてはおりません。些細なこと、間接的なことでも、自分が出来ることを実践していきます。それが現代を生きている私の修行なのです。
明るい未来を想像し、行動していきましょう。自分の修行として。
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コメント
私も元靴職人さんのおっしゃる通りだと感じました。
最近、建築現場の監督さんと話をしましたが、「でっかいプラモデルを作ってるのと一緒」という言葉が出てきました。木材などは工場で必要なサイズにカットされ、現場に届く。後は組み立てるだけ、だそうです。少し寸法が合わなくても、工場に戻してしまう方もいるそうで、自分で『切る(加工する)』ことをしない(できない)方がいらっしゃるようです。
このような話を聞くと、寂しく感じますね。
就職先を考えている時に『職人』に憧れた私としては、建物が巨大プラモデルになって欲しくないと思いました。
投稿: いっちー | 2010年11月 7日 (日) 16時36分