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2010年5月28日 (金)

因果応報、ありがたいご利益の裏側

世の中の仕組みには「原因」と「結果」があります。
種を蒔くという原因により、結果として芽がでるのです。
それを因果の法則といい因果応報と言います。

しかしいつが原因でいつが結果なのかが分からないのです。例えば悪いことがあったとします。それを結果と考え「運が悪かった」と嘆き人を責めたりしますが、実はその行動が原因になり、またさらに悪い結果へとつながっていくのです。
悪いことがあっても次の良い結果へつなげれる原因をつくることが幸せな人生を歩む最良の方法です。

またその逆もあります。
良いことがあっても、その後の行動(原因)によって悪いことにもつながります。

人生はそれを常に繰り返しているのです。

一昨日、福井県の大本山永平寺で100人ぐらいの僧侶にご先祖様のご供養をして頂き、法要が終わり永平寺を出るときに雨が降っていて持ってきた傘を探したのですが、見当たらなかったのです。きっと傘を持ってこなかった方が「もって行ってもよさそうな傘がある。運が良い」と思い差していったのだろうと思いますが、それによって困り、嫌な思いをする方がいるのです。その念によって、その時は雨に濡れずにラッキーと思っていても、人の傘を持っていった原因としてその後必ず悪い結果につながります。自分だけ得しようはマイナスな結果をもたらします。

次の日、帰りの東海北陸道でバスの前輪がバーストしましたが、幸い加速する前でしたので、大事に至りませんでした。車内では怒る人もなく、「初体験」と言い笑わしてくれるおばちゃんがいたりと、一時間以上車内に缶詰めにも関わらずとても良い雰囲気でした。それだけでも幸せな気持ちになりました。この事故を結果すると悪いことかも知れませんが、これに関係しているすべての方は、この後の行動(原因)がまた次への結果へと良い方へも、悪いほうへもつながるのです。

今回のことに関して、もし永平寺へ行く途中だったら・・・どうでしょう?今回はすべての予定が終了し帰るだけの時です。そして怪我人もなく、私はこの時点でご利益に気がつき、感謝することが出来ました。

この参拝旅行は静岡県湖西市の礼雲寺と、川崎市の秋月院の合同企画でした。秋月院グループは豊橋駅で新幹線に乗り換える予定でしたが、指定の時間に間に合わないということで、タクシーを用意して頂き、富山から名古屋まで送迎して頂きました。そのタクシーの中に四日市市の姉もいまして、姉にしたら、豊橋よりも名古屋の方が良く、ご利益を感じた第2号でした。道中姉と隣同士になり、たくさん話をすることが出来ました。それもご利益。そして秋月院グループも予定していた新幹線より一便早いのぞみ号(予定はひかり号)で帰ることができました。そして皆さんもご利益を感じることができました。

しかしその私たちの幸せの裏では、添乗員さん、バスの運転手さん、ガイドさんは大変な思いをされたと思います。そしてバス会社の社員さんと事故の損害、会社が休みの日に突然呼び出されてわけが分からないまま富山から名古屋まで走らされたタクシーの運転手さんの心中、多くの方のご苦労のお陰で私たちはご利益を頂いたのです。つまり自分が幸せの時は、その逆の人もいることに気がつき、それを忘れてはならないのです。

高速道路の車道の真ん中に立ち、命がけで旗をふり車を止めていたバスガイドさん、プロとしての仕事を全うしている姿に感動しました。とてもかっこよく素敵でした。

豊橋第一観光の添乗員さん、静岡県遠鉄バスの運転手さん、ガイドさん(美しいものを見たときは思い出します。)心から感謝しております。ありがとうございました。おかげさまでとても思いで深い良い旅行になりました。
皆さんの幸多きことと、両会社の益々の繁栄を心からご祈念致します。大変お世話になり、ありがとうございました。

葬儀、法事、供養、墓地とお墓の相談は川崎市の秋月院へ http://www.syuugetuin.com/

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