クリスマス

もうじきクリスマスです。それぞれにご予定があるのではと思います。

クリスマスが広がったのは商業的な戦略によるものですが、それによりお祭りムードの楽しい日になりました。

１２月２５日をイエス　キリスト様の誕生日と思っている方も多いと思いますが、実際のところ分かっていないようです。ただ１２月ではないことは分かっているようです。

誕生日はいつであろうとも現代のキリスト教にとっては大切な日であるはずです。その大切な日ですから、ただその楽しい日を過ごすだけでなく、イエス様の事を思い正しく生きることを誓う事が出来たらなお良いと思うのですが・・・

仏教とキリスト教は、全く違うものだと考えている方がほとんどだと思います。私もそう思ってきましたし、そう習ってきました。
しかし今では少なくとも原始の仏教とキリスト教は目的は同じところを目指していると感じます。

お釈迦様とイエス様は、どうして布教活動をしたのか？お金が欲しかった？名誉が欲しかった？いずれも違います。「生き悩める人々を救いたい」それが布教の原点であるはずです。

１０人に話をすれば捉え方が１０通りあります。また伝言ゲームと同じで初めの人から段々と後の人に伝えるに内容が変わってきます。元は外国語です。訳す人の考え方が入ったり、解からないことは省略することもあるでしょう。また時の権力の都合のよいように解釈されることもあったでしょう。そうして伝わったのが、今日の仏教とキリスト教ではないでしょうか。

仏教、キリスト教以外にもたくさんの宗教があり、それら宗教の大きな目的は「みんなが仲良く正しく生きていく」というようなことだと思います。その目的が同じで、その方法が違うだけです。私は仏教とキリスト教は方法の違いと思います。例えば東京から名古屋へ行くという目的があります。その方法は、新幹線、鈍行、車、徒歩等があります。目的は同じで、方法が違うだけです。

その人が受け入れやすいものを信じていけば良いことで、押し付けることでも、批判することでもないのです。他を思いやり、正しく生きる為の信仰は全てが正しいのです。皆さんも正しく生きるために正しい信仰を持ちましょう。

ちなみに四月八日はお釈迦様の誕生日で花祭りと言います。この日もクリスマスと同じように楽しい時間を過ごし、そしてお寺にお参り下さい。甘茶を用意してお待ちしています。

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